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3月3日の「寒暖差」に要注意

今日、3月1日(日)は大宮でも最高気温17℃と春らしい陽気でしたが、明後日3月3日(火)には一気に10℃まで急降下し、冷たい雨が降る見込みです。さらに週後半にかけて、最低気温が2℃〜3℃まで下がる日も予報されています。

実は、こうした急激な気温の変化は、皆さんが思っている以上に肺や気管支に負担をかけます。なぜ寒暖差で咳が出るのか?これについては、以下のような研究報告があります。

①寒暖差による入院リスクの増加

Lim, Y.Hらによる2015年の研究では、「1日の寒暖差が1℃広がるごとに、喘息による入院リスクが約3%増加する」と報告されています。
出典:“Effects of diurnal temperature range on asthma hospital admissions” (Lim, Y. H., et al. / Environmental Health and Preventive Medicine, 2015)

②冷気による気管支の収縮

D’Amato, Mらによる2018年の論文では、急激な冷気を吸い込むことが気道粘膜を直接刺激し、自律神経を介して気管支をギュッと収縮させ、炎症を引き起こすメカニズムを解説しています。
出典:“The impact of cold on the respiratory tract and its consequences to respiratory health” (D’Amato, M., D’Amato, G., et al. Clinical and Translational Allergy, 2018)

特に3月3日(火)の冷え込みに向けて、以下の2つの対策をご提案します。

1. 外出時は「マスク」を装着する

冷たい雨の日は、空気が冷え切っています。マスクを着用することで、自分の呼気(吐く息)によって「湿った温かい空気」の層がマスク内に作られます。これが天然の加湿器・加温器となり、冷気刺激から気管支をガードしてくれます。

2. 寝室の温度を「18℃〜20℃」に保つ

最低気温が2℃まで下がる日は、明け方の室内温度も急低下します。喘息や慢性的な咳がある方は、この「明け方の冷え」が発作の引き金になります。エアコンのタイマーなどを活用して、室温を18℃〜20℃に維持しましょう。

季節の変わり目、特にこの時期は「ただの風邪」だと思っていた症状が、実は寒暖差による気管支の炎症であることも少なくありません。

もし、夜間や明け方に咳が止まらない、息苦しさを感じるといった症状があれば、無理をせず当院へご相談ください。

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