スギ花粉症の代表的な症状といえば、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどが挙げられます。意外と知られていないのが「咳」の症状です。
スギ花粉が気管や気管支を刺激することで、アレルギー性の炎症が起こり、咳が引き起こされることがあります。特に、以下のような方は注意が必要です。
- 咳が長期間続いている
- 夜間や早朝に咳が悪化する
- 喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)が聞こえる
- 息苦しさを感じる
これらの症状は、スギ花粉によるアレルギー性気管支炎や、気管支喘息の悪化を示唆している可能性があります。特に気管支喘息をお持ちの方は、スギ花粉が原因で喘息発作を起こすことがあるため、注意が必要です。当院では、鼻汁好酸球検査や呼吸機能検査、アレルギー検査などを行い、咳の原因を調べます。
「ただの咳」と放置せずに、呼吸器内科を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。